「結婚しないと、他人様から笑いものにされる」「子供を産まなければ、老後は野垂れ死ぬのを待つばかり」などといったさまざまな古い考え方に今もなお執着している親も一部にはいるが、ますます多くの親は変わりつつあり、時代の変化に即した結婚観に考え方を切り替えている。「子供が毎日楽しく生活してさえいれば、いつ結婚しようが関係ない」「年長者の圧力がたとえ強烈であっても、それは経験に基づくものではなく、ただ年寄り風を吹かせているに過ぎない」などがその一例だ。
復旦大学社会学部の沈奕斐・准教授は、次の通り提案している。
親世代と子世代の結婚観の違いは、二元的対立を突き詰めていっても理解しあえるものではない。両世代の考え方が対立しているのではなく、2種類の社会的背景の違いがその背後にあるからだ。親と子は、より優れた意志疎通の方法を築かなければならない。たとえば、若者の方がより真正面からこの問題を捉えることができる一方、コミュニケーションに長けているのは年長者の方だ。このようなやり方で、問題解決への糸口が見つかるであろう。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年2月15日