国内消費市場は年初以来、基本的に安定した動向を維持しており、今後も安定を保ちながらの上昇傾向が続く。国内消費市場を月別に見ると、成長率は連続4カ月で上昇を続けている。1月から11月の累計で見ると、全国一般消費財の小売売上高は10.6%成長し、成長率は1-9月期から0.1ポイント高まった。
データによると、11月の全国一般消費財の小売売上高は2兆8千億元で、前年同月に比べて11.2%増え、成長率は10月から0.2ポイント高まり、価格の要素を除いた実質成長率は11.0%だった。商務部が重点観測の対象としている小売企業の同月の販売額の成長率は4.7%で、10月に比べて0.3ポイント高まった。一般消費財の小売売上高の成長率は通年で10.7%前後に達する見込みだ。
■11月の消費市場の特徴
(1)新興業態が急速に発展した。
(2)自動車市場が急速に回復した。
(3)居住類の消費が引き続き回復している。
(4)サービス消費が引き続き加速している。
中国の1月から11月までの輸出入貿易は前年に比べていずれもいくらか減少した。だが国際的に比較すれば、中国の対外輸出は依然として、世界の主要エコノミーや新興市場国より良好な状況を保っており、中国は引き続き、世界最大の貿易大国の地位を維持している。
税関の統計によると、今年1月から11月までの中国の輸出入総額は3兆5655億3千万ドルで、前年同期から8.5%減少した。そのうち輸出額は2兆523億2千万ドルで3%の減少、輸入は1兆5132億1千万ドルで15.1%の減少となった。11月の輸出入総額は3403億9千万ドルで前年同月比7.6%減、そのうち輸出は1972億4千万ドルで6.8%減、輸入は1431億4千万ドルで8.7%減だった。
今年1-11月期、中国の累計対外投資金額は前年同期に比べて16%増え、ASEANと米国への投資の伸びは特に大きかった。
中国大陸部の投資者は今年1月から11月までに、世界の153カ国・地域の外国企業5985社に対して直接投資(金融を除く)を行い、対外投資額は6461億6千万元(1041億3千万ドル相当)に達し、前年同期から16%増えた。中国の非金融対外直接投資は11月末までに累計5兆3千億元(8491億2千万ドル相当)に達した。11月の中国の対外直接投資は89億2千万ドルで、前年同月から12.6%増えた。
1月から11月までの中国の対外直接投資のフローが1億ドル以上となったのは51カ国・地域だった。
■今年は対外投資増加率目標を上積みして達成
中国の対外投資協力は引き続き順調な発展傾向を維持し、対外直接投資も引き続き2けたの高度成長を維持し、通年の増加率目標値10%を上積みして達成する見込みだ。
15年1~11月に中国の対外投資協力は引き続き順調な発展傾向を維持した。対外直接投資も引き続き2けたの高度成長を維持し、通年の増加率目標値10%を上積みして達成する見込みで、海外での経済貿易協力区の建設、インフラ建設、対外請負プロジェクトといった注目点が次々に現れ、大型プロジェクトが目立って増加して、中国は資本を輸出し産業を輸出する段階へと徐々に足を踏み入れつつある...
今年1月から11月までに全国で設立された外国人投資企業は2万3648社に達し、昨年同期に比べて11%増加したと指摘した。実質ベースの外資使用額は同比7.9%増の7043億3千万元だった。
11月に中国全国に設立された外国人投資企業は2626社で、前年同月に比べて27.7%増加した。実質ベースの外資使用額は649億元で、同比1.9%増となった。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2015年12月24日