また殷副所長によると、「中国の目下の日本病指数をはかるなら、四半期毎の産出量ギャップにPPIまたはCPIを加え、さらに銀行の金利を加え、CPI統計をみれば、現在の指数はまだゼロよりは上にあることがわかる。だがPPI統計をみると、同指数は2015年第2四半期(4-6月)以降はゼロ以下に落ち込んでいる」という。
同院の蔡昉副院長は、「かつて日本に問題が出現した時はすべて周期的な問題であり、周期的な問題として解決できると考えられていた。その結果、『日本病』に陥った。中国は労働参与率およびすべての生産要素の生産率の引き上げによる改革のメリットに着目して、経済の構造的な改革の推進を加速させなければならない」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月24日