中国民生部(省)など9当局は24日、樹木葬、海洋葬、地中深部埋葬、納骨などを通じた資源節約・環境保護を目的として、「自然葬の推進に関する指導意見書(以下、「意見」と略)」を共同で発表した。「意見」では、人と自然との間の調和をより良く保つことを可能とする埋葬形態を発展させる目的で、埋葬のための面積を不要とする、あるいは面積を減らし、資源の消耗を減らし、自然に還らない材料を用いた遺骨・遺体の埋葬を減らすことが奨励・指導されている。また、「意見」は、墓地において、「家族の合葬を実施することで、墳墓単位での使用率を高める」ことを奨励しており、世間の注目を集めている。新華社が伝えた。
「意見」は、国家が埋葬分野における生態文明建設を推進する方針を明らかにした初の文書となった。
民政部担当者は、次の通り説明している。
奨励・指導というやり方によって、人々が自然葬という概念を段階的に受け入れ、自然葬を承認、選択する方向に進むようリードしたい。たとえば、墓所において、樹木・花・草を墓石の代わりとする、あるいは立体墓地を選ぶ、などのやり方を推奨する。樹林型墓地や遺骨を海に撒く海洋葬や散骨葬など、遺骨を保管しない方法を提唱する。土葬改革エリアでは、自然葬墓地、地中深部への遺体埋葬、墓の盛り土部分を残さない、樹木を墓石の代わりとする、といった方法を提唱する。また、少数民族の葬儀・埋葬風習を尊重し、各民族の地域的特色を備えると同時に、自然葬のニーズに見合うような葬儀・埋葬方式を奨励、支持する。