中国科学院は31日、「科学技術成果の移転・転化促進の特別行動」が正式に開始したと宣言し、「中国科学院の科学技術成果の移転・転化促進特別行動実施案」を発表し、5大重点任務(計25項目)を明らかにした。中国科学院はまた5億元(1元は約17.3円)の特別資金を拠出し、「科学技術成果の移転・転化重点特別プロジェクト」に充てる。人民日報が伝えた。
5大任務は、▽重大科学技術成果の産出と転化の促進▽知的財産権を軸とする科学技術成果管理システムの構築▽科学技術成果の移転・転化の専門家チームの育成▽科学技術成果の移転・転化を促進する革新的担い手の構築▽科学技術成果の移転・転化に有利な環境と雰囲気作り――となっている。同案によると、中国科学院は3−5年内に重大な影響を生む成果をまとめ、約10件の重点特別プロジェクトの計画と実施を試行する。
同特別行動を通じて、第13次五カ年計画期間(2016−20年)に中国科学院の科学技術成果の移転・転化によって生まれる経済効果が大幅に拡大することで、民間企業の売上が2020年まで毎年6000億元以上増える見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年4月1日