董氏は、「公共サービスロボットは応用範囲が広く、将来性が高い。ウェイターロボットはスマート化された配膳、自動充電、ルート検索などの機能を持ち、店員の代わりになり繰り返し作業を行うか、店員を手伝うことができる。飲食店はこれにより、人件費を削減できる。銀行アシスタントロボットは音声認識、語義の理解、スマート交流などの人工知能を活用し、会話をするほか考え判断することができ、銀行の一部業務を担当できる」と説明した。
同社はサービスロボットに3重の安全措置を施している。レーザーセンサーは10−30メートル内の物体を感知し、自動的に回避する。音響センサーは約1.5メートルの範囲内の危険な物体を捕捉し、警報を鳴らし減速する。ロボットの底部には障害物回避センサーが取り付けられており、物体に触れると自動的に停止する。
同社はさらに、「視覚認証」「クラウド音声」などの新技術を新製品に搭載している。「ロボットは観察により、人の顔の特徴を記憶する。エンジニアは裏でこれらの情報を特定の人物と結びつける。ロボットは次にこの顧客に会った時に、直接名前を呼ぶことができ、人間らしいサービスを提供できる」
董氏はサービスロボットの発展について、「現在のロボットは、20年以上前の大きくかさばる携帯電話のようなもので、技術はまだ始まったばかりだ。将来的には各家庭の家族全員が、部屋を掃除しお茶を運び、子守と介護を行う、ロボットアシスタントを手にするようになるかもしれない。ロボットは携帯電話のように便利になる」という構想を明かした。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年4月19日