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40歳以上の人、週3日勤務で脳が最高の状態に 

人民網日本語版 2016年04月27日10:27

豪州の40歳以上の会社員(男性3000人、女性3500人)を対象に仕事の習慣と脳の測定結果を分析・研究したところ、40歳以上の会社員は毎週3日間だけ働いた場合、脳が最高のコンディションになることが明らかになった。参考消息が伝えた。

報道によれば研究者はこの年齢層の人々がアルバイトを通じて活発な脳の状態を維持しつつ、過度な疲労やストレスを回避できる日数を算出したという。

被験者は大声でアルファベットを読み、一連の数字を逆から暗記し、一定時間内にアルファベットと数字のパズルに取り組んだ。テストの全体結果を見ると、成績が最も良かったのは週25時間労働の被験者だった。

報告書では、「仕事は時に諸刃の剣となる。脳の活動を刺激するが、働く時間が長すぎたり、特別な仕事内容である場合、仕事により体力が落ちストレスが溜まって、脳の認知能力が低下する恐れがある」としている。

この研究を行ったマッキンゼー経済学教授は「この研究結果によると、勤務時間が長すぎる方が、仕事を何もしないよりももっと脳機能に悪影響を及ぼすようだ」と述べた。

研究データによると、毎週約60時間働く人の脳の認知能力は、まったく仕事をしていない失業者にも及ばないという。

しかしランカスター大学マネジメントスクールの教授は、「この研究は40歳以上の就業者のみを分析しているため、40歳以上の会社員と別の年齢層の人との違いは明らかになっていない。脳の認知能力を低下させる要因は少なく、毎週の労働時間を35時間に増やしても、脳の認知能力にそれほど大きな影響は生じない。しかし毎週40時間以上働いた場合の脳の認知能力の低下は時間の増加と共に深刻になる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年4月27日

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