ネット有名人も手あたり次第に商品を推薦しているのではない。フォロワーたちとうまく交流し、その嗜好やニーズに嗅覚をとがらせ、タイミングよく適した商品を出さなければならない。ネット有名人こそが最高の販売員であり、生産業者と消費者をつなぐ直通ルートなのだ。事業の手を広げ、自ら生産業者とサプライヤー役を買って出るネット有名人もいる。つまり、ネット有名人は本質的にはそれほど新しい観念ではなく、ネットワークという場で差別化された商品や消費などの特徴を打ち出し、人々の消費理念に徐々に影響を及ぼしているだけなのだ。
有名になるのはさほど難しくない。難しいのは人気者であり続け、さらにその人気を利益に転化させることだ。人気を長引かせるためには、人々の喜ぶコンテンツを絶え間なく打ち出し、コンテンツの発信手段をアップグレードし、消費習慣をリードしていかなければならない。ネット有名人ビジネスは顔面偏差値や才能だけでなんとかなるほど簡単なものではないようだ。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年4月28日