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旅客機、ウイルスが最も多い席は?

人民網日本語版 2016年04月28日08:12

空の旅を快適にするため、多くの人は航空券を予約する際に、通路側の席を選択する。しかし米国の最新の研究によると、通路側の席は細菌やウイルスに感染しやすいという。生命時報が伝えた。

アリゾナ大学の微生物学者のチャールズ・ガーバ氏は綿棒を使い、20数便の最も人の手が触れやすい肘掛け、蛇口、流し台、トレイテーブル、座席の網袋、頭上の手荷物ケース、トイレの取っ手などの細菌を集め、詳細な分析を行った。その結果、通路側の席の細菌数は、中央もしくは窓際の席の数を大幅に上回った。これは乗客がトイレに入る際に、体のバランスを整えるため、通路側の席に触れる必要があるからだ。触れる人が増えるほど、細菌とウイルスに感染する確率が高くなる。

トレイテーブルにも、インフルエンザ、ノロウイルス、スーパーバクテリアなどの細菌とウイルスが付着しやすい。よく拭いて使わなければ、便座を使って食事をするようなものだ。また座席の裏に取り付けられている網袋も、衛生の死角だ。食べ物の残りカスによって細菌が生まれやすい。ガーバ氏は、「飛行中にはウェットティッシュで手を洗い、トレイを拭くべきだ。また、トイレの使用をなるべく控えるべきだ。飛行中に少なくとも75人が使用するが、消毒されないからだ。列車、長距離バスなどの交通機関にも同じ問題が存在し、注意が必要だ」と指摘した。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年4月28日

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