超軽量の炭素繊維複合材料がまもなく多くの中国産新エネ車に採用される見通しだ。康得複合材料有限責任公司はこのほど、北京汽車、蔚来汽車、上海汽車など完成車メーカー14社とコンソーシアムを発足し、炭素繊維複合材料の自動車軽量化への応用を共同推進することを決定した。同社はまた北京汽車と戦略的提携関係を結んだ。北京日報が伝えた。
開催中の北京国際モーターショーにおいて、重さわずか920キロの炭素繊維複合材料スーパーカーが注目を集めている。この「ロードスター」と呼ばれるスーパーカーは世界23台限定製造で、6気筒エンジンを搭載し、0−100kmまでの加速時間は3.9秒のみ。炭素繊維を混合したシャーシを採用し、2ドアクーペ、オープンカーとしての機能を合わせ持つ。炭素繊維複合材料の応用は、プロレベルのF1カーから一般的な量産型の車へと拡大している。BMWの電気自動車「BMW i3」は、強化型炭素繊維複合材料で座席を作っている。重さはわずか1200キロ余りで、CO2排出量を削減した。
康得集団は今回のモーターショーで、数が最も多く種類が最も豊富なカーボン製自動車部品、モジュールなどの他に、車内のスマートディスプレイ、スマートウィンドウフィルム、トップクラスの防爆型断熱シート、自動車装飾フィルムなど関連商品を展示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年4月28日