「鬼」という言葉は中国では声しか聞こえず、形のない幽霊という意味だが、日本では妖怪の一種である。日本の「鬼」は体長が2.4メートルほどあり、皮膚の色は赤か青、巻き髪で、頭に角が2本生えていて、金棒を持っている。また妖怪文化においては、鬼は日本で祭礼を行う際に、邪気を払い、魔除けをする能力を持った妖怪として扱われている。
伝統的な妖怪文化から現在のアニメの妖怪に至った起源は、日本の浮世絵師である葛飾北斎が描いた「漫画」にある。日本のアニメも多くの浮世絵の色付け方を受け継いでおり、美しく輝きのある色彩が多くの人の目を引き付けている。このほかにも人気アニメの「ナルト」や「ワンピース」のシーンには葛飾北斎が描いた風景画「神奈川沖浪裏」と似ているものもある。
漫画と伝統文化の融合
伝統的な妖怪文化と浮世絵の影響で、日本は文化にある邪悪なものや荒々しい化け物を「ポケットモンスター」などの全世界に認められるキャラクターへと変化させ、アニメや漫画などの形で多くの国で知られるようになった。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年8月8日
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