2016年8月9日  
 

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人民網日本語版>>経済

購買力の外部流出が深刻 需要の変化に対応必要 (2)

人民網日本語版 2016年08月09日08:49

問題の複雑さは、こうした変化が構造的なものだという点にある。消費のバージョンアップは構造的なもの、生産能力の過剰も構造的なもので、中級・高級志向の消費需要が増加し、トレンドになる一方、低級志向の消費需要にも引き続き市場があり、低級製品を製造するメーカーはまだ完全に立ちゆかないという状態には至っていない。変化のこうした「構造性」が、企業の情勢に対する研究や判断に影響を与えている。だが確実なことは、作れば売れる、売れればもうかるという時代は、もはや過ぎ去ったということだ。

供給と需要という対立物は統一され、相互に依存しあい、お互いがお互いにとって条件となる。需要がなければ、生産された製品は売れず、供給は実現しない。新たな需要は新たな供給を促す。供給が無ければ、買いたいものも買えず、需要は満たされない。新たな供給は新たな需要を生み出す。つまり、生産力の水準が消費の水準を決定するということだ。国の経済の発展は、根本的には供給側の牽引作用に依拠する。科学技術革命や産業革命が起こるたび、生産力の飛躍がもたらされ、新しい製品や消費体験が生み出され、かつてない供給能力が形成され、市場は活発な取引という形でこれに答え、経済の発展が推進されてきた。

国務院弁公庁はこのほど「消費財工業『3品』特定行動を展開し良好な市場環境を創出することに関する若干の意見」を下達し、製品の種類を増やし、品質を高め、ブランド(品牌)を樹立する戦略を実施し、消費財の有効な供給の能力・水準を着実に引き上げることをうち出した。人々の消費のバージョンアップへの需要をよりよく満たすことが狙いだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年8月9日


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