習近平総書記「協力を強化し、グローバル・ガバナンスシステムの変革を推進」

中共中央政治局は27日、G20サミットとグローバル・ガバナンスシステムの変革について第35回集団学習を行なった。人民日報が伝えた。

議長を務めた習近平中共中央総書記（国家主席、中央軍事委員会主席）は「国際的なパワーバランスの変化とグローバルな試練が増加するに伴い、グローバル・ガバナンスの強化、グローバル・ガバナンスシステムの変革推進が大きな流れとなっている。われわれはチャンスをとらえ、勢いに乗じて、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を促し、わが国及び多くの途上国の共通利益をよりよく守り、奮闘目標『2つの百年』の実現、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現のためにより良い外的環境を築き、人類の平和と発展の促進という崇高な事業のために一層の貢献をする必要がある」と指摘。

「グローバル・ガバナンス構造は国際的なパワーバランス次第であり、グローバル・ガバナンスシステムの変革は国際的なパワーバランスの変化による。われわれは経済発展中心を堅持し、自らの事をよく行なう事に力を集中し、国際的な発言力、実行力を強化し続ける必要がある」と強調した。

習総書記はまた「グローバル・ガバナンスへのわが国の関与能力を高め、ルール策定能力の強化、議題設定能力の強化、世論宣伝能力の強化、総合的調整能力の強化に力を入れる必要がある。グローバル・ガバナンスへの関与には党と国の方針と政策を熟知し、わが国の国情を理解し、世界的視野を持ち、外国語に熟達し、国際ルールに通暁し、国際交渉に精通した専門人材が必要だ。グローバル・ガバナンス人材の整備を強化し、人材のボトルネックを突破し、人材をしっかりと蓄え、グローバル・ガバナンスへのわが国の関与の為に力強い人材的支援を提供する必要がある」と強調した。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年9月29日