音声認識技術によって、利用者が何の話をしているのかを理解できるようになった。機械学習は、利用者の発言が何を意味し、それにどう反応すべきかという問題を解消する。大量のデータを蓄積することで、スマートスピーカーは徐々に利用者の指示をそれに応じた操作に結びつける。「ニュース」と言えばニュースアプリを立ち上げ、「音楽」と言えばプレイヤーを立ち上げる。利用者との持続的な交流により進化・成長を続け、利用者の好みに応じてコンテンツの設定と推薦を行う。
スマートスピーカーはスマートホームの「司令部」にもなる。音声認識技術により利用者と知らない人の声を区別する。利用者は声で指示を出せば、手を使うことも部屋を出ることもなく、自宅内の窓、照明、エアコン、給湯器を操作できる。
市場に流通している大多数のスマートスピーカーは、利用者の体験の面で大きな改善の余地を残している。音声交流や言葉の理解などの面でまだまだ「スマート」とは言えず、多くのメーカーの現段階の中心的な改善点となっている。小米の「小愛」チームは相互学習アルゴリズムを採用している。責任者の王剛博士は、「当初は小愛も今ほど賢くなく、聞き取れないことが多かった。しかし利用者との交流でますます賢くなる。多くの利用者データにより、昔ならば聞き取れなかったことを理解できるようになっている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月22日
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