市計画展覧館で北京の都市全体計画を把握する習総書記。 |
習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)はこのほど北京を視察し「首都をしっかりと建設、管理することは国家ガバナンスのシステムと能力の近代化において重要なことだ」と強調した。習総書記は北京の発展を大変重視しており、25日に郭金竜党委員会書記、王安順市長を伴って北京市の改革の全面的深化、首都のより良い発展の推進、特に大都市の発展における難題の解決について視察を行った。26日には座談会を招集し、活動報告を受け、重要談話を発表した。
習総書記は北京市の発展・管理の推進について5点を指示した。
(1)都市の戦略的位置づけを明確にし、全国の政治、文化、国際交流、科学技術革新の中心としての首都の中核機能を堅持、強化し、人・文化北京、科学技術北京、エコ北京戦略を踏み込んで実施し、北京を世界一流の調和ある住みやすい都市にすべく努力する。
(2)非首都中核機能を調整し、産業三類型構成を最適化し、工業を始めとする産業の事業選択を最適化し、ハイレベル化、サービス化、集合化、融合化、低炭素化を際立たせ、人口規模を効果的に抑制し、区域人口の均衡的分布を強化し、区域の均衡的発展を促す。
(3)都市建設、特にインフラ整備の質を高め、適度に先行し、互いにつながり、将来のニーズを満たす機能システムを形成し、都市の膨張式発展を抑止し、歴史を創造し、芸術を追求する高度に責任ある姿勢で、首都建設の逸品、力作をつくり上げる。