先月28日に行われた外交部(外交省)の定例記者会見で、ある記者から次のような質問が出た。報道によると、日本政府は兵器級プルトニウムの返還については回答したが、高濃縮ウランと兵器級ウランの問題についてははっきりと説明していない。中国はこれをどう考えるか、という質問だ。新華社が伝えた。
秦剛報道官によると、高濃縮ウランも兵器級ウランも、どちらもプルトニウムと同様、敏感な問題を抱える核材料だ。こうした敏感な材料の需給のバランスが取れなければ、核の安全にとって隠れた危険となり、核拡散のリスクが生じるという。
また秦報道官によると、中国は引き続き日本に対し、責任ある態度で日本が高濃縮ウランと兵器級ウランを保有しているのか、どれくらい保有しているのか、ウランを何に使用するのか、需給のアンバランスの問題は存在するのかを国際社会に説明しなければならないという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年3月1日