2014年3月18日  
 

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「午年ベビー」ブームで出産・育児ヘルパー業加熱

ヘルパー月収、高級ランクで1万元超

 2014年03月18日16:39
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乳児の世話をする出産・育児ヘルパー

 「単独二孩」政策(夫婦の一方が一人っ子である場合、2人目の出産が認められる政策)が各地で実施され、「午年生まれのベビー(原語:馬宝宝)」の数が増えるに伴い、ヘルパー市場での出産・育児ヘルパーの「需要過多・供給不足」現象が話題になっている。高騰の一途を辿る出産・育児ヘルパーの賃金が、そのような状況を裏づけている。杭州市にある複数のヘルパー紹介会社によると、同市の最高ランクの出産・育児ヘルパーの月給は、1万元(約16万4千円)をゆうに超えるという。また、これらの高級出産・育児ヘルパーは、紹介会社を介さない場合が多いことから、絶対的「売り手市場」という優位な立場にある。中国新聞網が伝えた。

 「私に子育てなんてできるのだろうか?赤ん坊を抱く時でさえおっかなびっくりだというのに・・・」と話すのは、先日出産したばかりの新米ママ・李瑩さん(30)だ。初めての子育てに途方に暮れる李さんの様子を案じた家族は、彼女のために出産・育児ヘルパーを手配した。ヘルパーの月給は8千元(約13万1千円)。

 「優秀な出産・育児ヘルパーに来てもらいたくても、彼女らは引っ張りだこなので至難の技だ」と李さんは嘆く。

 希少で人気が高いほど、価格は高くなる。これは市場の原則だ。

 杭州市にあるヘルパー紹介会社のオーナー・黄援珍さんは、「出産・育児ヘルパーの月給の相場は、最低5千元(約8万2千円)、ランクが上がると1万元を上回る。だが、報酬の高い高級ヘルパーほど予約が殺到し、彼女らの仕事が途絶えることはない」と語った。

 黄さんは、北京・上海・杭州・寧波の各地で、出産・育児ヘルパーの仕事に10年以上携わった経歴がある。彼女は5年前、杭州市安吉路で出産・育児ヘルパー専門紹介会社を立ち上げた。

 高報酬が得られる出産・育児ヘルパーになるための敷居は、実際はそれほど高くない。

 出産・育児ヘルパーとなるための条件は、「年齢30歳から50歳の女性」「学歴不問」「子育て経験者」で、ヘルパー職経験者は優遇される。

 出産・育児ヘルパーにはランク分けされている。といっても、個々のヘルパーのランク付けは、基本的にヘルパー紹介会社によって行われる。

 黄さんは、「通常、出産・育児ヘルパー紹介会社は、研修と試験を経て、ヘルパーのランク付けを行い、ヘルパー認定書を発行する。顧客宅でのヘルパーの業務態度や、担当した赤ん坊の人数をランク付けの指標とする会社もある。一般的に、出産・育児ヘルパーは、初級・中級・高級(ゴールド級)の3ランクに分類されている」と説明した。

 妊婦が出産前に出産・育児ヘルパーを探す時、「勤務期間が長く、経験が豊富な人」を良いヘルパーと考え、そのような人を探すケースが多いという。

 黄さんは、「高級出産・育児ヘルパーは、勤務期間の長さだけで決まるのではない。昇級試験の合格証明書のほか、高級乳児保育士や栄養士などの資格も取得していることが求められる。また、豊富な育児経験や産婦ケアの経験も必要だ」と話した。(編集KM)
 
 「人民網日本語版」2014年3月18日

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