2014年2月27日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民微信RSS
人民網日本語版>>経済

人民元 準備通貨への歩み加速 決済システム争いも (2)

 2014年02月27日08:13
  • 分かち合うへtwitter
  • 分かち合うへyahoo
  • 分かち合うへsina.com
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com

 ▽各国がオフショア取引センターで争い

 現在、人民元は世界の外国為替市場で最も活発に取引される十大通貨の仲間入りを果たしている。取引上の地位は2010年の17位から現在は9位に躍進し、一日あたり取引額も3.5倍に増えた。海外の人民元資金ストックも10年の100億元(約1668億円)から現在は1兆元(約16兆円)以上に増加した。

 香港上海銀行(HSBC)の最新の調査によると、人民元の重要性を認識するようになった国がますます増えている。英国の企業の11%が人民元を決済通貨として使用するようになり、ドイツではこの割合が9%、オーストラリアは7%だという。

 人民元の国際的地位が向上するのにともない、英国、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)などの国が人民元決済システムの構築を争い、人民元建ての債権などを相次いで発行して取引を行うようになり、中国マネーの「貯水プール」になろうとしている。

 人民元国際化は三段跳び

 海外の機関が人民元を保有したい、使用したいと考えるようになるのにともない、人民元の国際化プロセスがさらに加速することは間違いない。これと同時に、人民元の国際化にプラスとなる一連の政策の効果が徐々に発揮されるようになり、特に中国(上海)自由貿易区を代表とするイノベーション政策の試験区をよりどころとして人民元の国際化に向けた新たな分野が開拓されることや、人民元国際化の道のりにおける重要な一歩が踏み出されることが予想される。

 人民銀の戴相竜・元行長(総裁)によると、人民元の国際化は三段跳びととらえることができる。国境を越えた貿易における人民元建て決済と国境を越えた直接投資における人民元建て決済を推進し、人民元を国際決済通貨とすることがホップだ。国際資本の双方向の流動を全面的に推進し、資本項目における人民元の自由両替を実現し、人民元を国際投資通貨とすることがステップだ。中国の総合的な国力を強化し、人民元レートと相場の市場化を推進し、人民元を徐々に国際準備通貨に発展させ、人民元の国際化を実現することがジャンプだという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年2月27日

[1] [2]

コメント

最新コメント

アクセスランキング