あるネットユーザーは、「製品の欠陥を認めず、ニコンは消費者を損させようとしている」と指摘した。別のネットユーザーも、「一部の製品の問題であるのかロットナンバーの問題であるのか、多くの問題製品が消費者に迷惑をかけているのか。これらの問題については説明しなければならず、ニコンの態度には大きな問題がある」、「ニコンは明らかな欠陥の存在するD600に対して、直ちにリコールを実施するべきだ」と批判した。
◆中国人消費者への差別
品質問題を否定することよりも、ニコンの中国および海外市場での異なる態度が、ネットユーザーの不満を招いている。
メディアは、「法律関係者と米国の撮影専門サイトによると、米国の一部の消費者はD600をD610に無料交換するサービスを受けている」と伝えた。
ネットユーザーは、「世界基準ならば、米国ではD610に交換するのに、中国では部品しか交換しないのはなぜか?」、「ニコンのダブルスタンダードにはお手上げだ。欧米と中国に異なる基準を設けているとは」とコメントした。
このような差別に対して、ネットユーザーは不慣れなわけではない。メディアの報道によると、東芝製の58万3000台の洗濯機に発火の恐れがあることから、日本と台湾地区でのリコールが発表されたが、中国大陸部は対象外となった。またあるメディアはかつての似通ったケースを整理し、ソニー、トヨタ、ジョンソン・アンド・ジョンソン、イケアなど多くのグローバル企業が、問題製品をリコールする際に中国を例外なく「無視」していることを明らかにした。
![]() | ![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386