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中国、新型砕氷船の青写真がほぼ完成

 2014年03月19日08:23
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ロシアが開発した世界最大の原子力砕氷船。原子力砕氷船は航続能力が非常に高く、中国でも原子力砕氷船プロジェクトが本格始動すれば、今後の海軍大型原子力船の開発・運用にとっても重要な先例となるだろう。

 中国核工業集団(中核集団)の銭智民・総経理(党副書記)は、上海で14日に開催された砕氷船戦略研究開発会議において、関係各方面が協力推進して完成させた「極地新型砕氷船開発プロジェクト初期技術方案」を提出した。同集団の公式サイトが伝えた。

 海洋戦略の実施に伴い、極地の探索活動はだんだん重要になってきている。砕氷船は、極地探索に必要不可欠な装備であり、発展を急ぐ必要がある。中国は現在、極地科学観測船を1隻しか保有しておらず、砕氷力・探索力には限りがある。このため、高度な砕氷力・探索力を備え、優れた科学研究総合力を持つ新型砕氷船開発の必要に迫られている。

 銭総経理は、「砕氷船の開発は、極地探索力の向上、核関連業界・造船業界のレベルアップ、軍民提携の強化に極めて有益であり、海洋強国になるという中国の夢の実現に向けた重要な措置でもある。中核集団は、砕氷船開発プロジェクトの推進に総力を挙げて取り組んでいる」と強調した。

 中核集団中国核動力研究設計院の羅琦・院長は会議において、動力、機動性、後方補給、空間配置、環境保護など砕氷船が備えた優位性を列挙し、国内の現状を紹介した上で、初期技術方案を提出した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年3月18日

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