北京市海淀区の中関村起業大通りが12日にオープンした。これまでは書籍の通りとして全国に名を知られていたこの通りが、起業に関するサーービス機関が集まった起業大通りに変身した。全国初の起業サービスを特色とした機能集積エリアであるこの通りにいれば、起業に必要な人材、資金、市場といったすべての「養分」を吸収することができる。
この通りは海淀区中関村西区の中心部分にあり、交通の便がよく、1980年代から徐々に科学技術関連書籍の集まる場所となっていた。同区の業態の調整・バージョンアップにともなって、車庫カフェ(起業家に活動拠点を提供する新しいスタイルのカフェ)といったイノベーション型インキュベーターが集まるようになり、イノベーションや起業の色合いが濃くなっていった。北京中関村管理委員会と海淀区は情勢を踏まえて方向性を示し、政策をうち出し、起業サービス機関の発展と設立された企業の発展を支援している。
政府は「政府の誘導、市場化された運営」を全体構想として、これまでに1億元(約16億円)近い資金をこの通りのハードウエア環境の整備に当てており、今後は科学技術パークでの企業運営で長年の経験がある清控科創持ち株株式有限公司が管理サービスを担当する。企業サービス機関はすべて市場化されたメカニズムの誘導の下、自主的にこの通りに入居したもので、現在その数は10を超える。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月13日