国際サッカー連盟(FIFA)がこのほど、写真加工・共有サービス「インスタグラム」に開設しているオフィシャルアカウントに、北京の飲食店で、肉の串刺しを食べながらワールドカップ2014ブラジル大会(W杯)を観戦している男性の画像をアップ。「これが本当のW杯。北京のサッカーファンは飲食店の外で試合を観戦」と書き込み、世界中のネットユーザーの間で話題になっている。この画像は、海外の写真社のカメラマンが撮影したもので、場所は北京朝陽区馬泉営西路にある飲食店だという。北京青年報が報じた。
画像を見ると、飲食店の外で、男性数人がテレビでW杯を観戦している。店の看板は、全ては見えないが「食老九拉面」の5文字は確認できる。
同画像がアップされると、数百件の中国語の書き込みと3万以上の「いいね」が殺到。「中国代表はW杯に出場していないが、中国のサッカーファンの情熱は世界でトップクラス。FIFAの言うとおり」との声が寄せられた。
同画像は、ギリシャや中東、スペイン人など、他の国や地域のネットユーザーの注目も集め、「画像に映るサッカーファンはどこで観戦しているのか?」との声のほか、「W杯に中国代表は出場していないのだから、中国のサッカーファンが熱くなっても無駄」など、「ねたみ」とも取れる書き込みも寄せられている。
また、あるインドのネットユーザーが「画像のようなシーンは、W杯開催中、インドでもあちこちで見られる。インドはサッカーが強くないが、インドのサッカーファンは熱狂的だ。どうして中国人だけを見て、インド人を見ないのか」と不満を漏らすと、インドネシアのネットユーザーも、「インドネシアもそうだ」と共鳴した。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月3日