百度は今年4月に再びサムスンと提携し、サムスン製スマートデバイスに基づくゲーム共同配布を発表した。第1期の提携では、百度はサムスン向けに開発したオーダーメイド版アプリ「百度ゲームサムスン版」を発表し、研究開発、運営、料金計算を含む開発者サービスプラットフォームを提供する。サムスンは携帯電話やタブレットPCなどのスマート端末を中心とする配布ルート、全国範囲の小売店を通じPRする。「百度ゲームサムスン版」は、サムスンの2014年春のフラッグシップモデル「GALAXY S5」に搭載されている。
観測筋は、「百度のモバイル戦略のアップグレードにより、同社の最も重要なモバイル端末向け商品の百度モバイル検索、百度地図、百度91配布アプリなどがシステム面から、大陸版サムスン製スマホに進出することになる。百度はシステム面の提携の深化により、高いシェアを占めるiOSとアンドロイドとは異なる道を切り開き、新たな携帯OSを作る可能性もある」と分析した。
李CEOはフォーラムで、韓国の優秀な企業に協力の手を差し伸べ、「中韓ビジネス交流の深化に伴い、多くの企業が当社の技術と資源を理解するはずだ。共に提携のチャンスを創造し、成功例を積み重ねていこう」と語った。
業界内では、韓流の中国での持続的な流行に伴い、韓国エンタメ業界が中国市場をより重視すると予想されている。百度はネットユーザーの娯楽の需要を満たす重要な場、ファン文化の最前線であり、中国エンタメ市場を開拓しようとする韓国の業界にとっては最良の提携先になっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月7日