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百度CEO「金融とネットの連携にはリスクもある」

 2014年03月05日13:19
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 全国政治協商会議の委員を務める百度の李彦宏董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)は、このほど取材に答える中で次のように述べた。

 インターネットの思考モデルは多くの伝統産業に大きな啓発作用をもたらす。その作用は一般的な意味での「ナマズ効果」にとどまらない。金融などの伝統産業がネットの思考モデルを通じて新たな手を打てば、これまでとはまったく違う印象を人に与えるようになる。効率が向上し、市場が拡大し、消費者にとって利益となり、面目を一新するとみられる。

 ここ数年来、ネット金融が注目を集め、余額宝や百度の百発といった革新的なサービスや商品が登場した。われわれネット業界は銀行、証券、保険といった金融分野からの協力依頼を絶えず受け入れており、ここから金融産業に対するネットの影響が実際に存在し、今後ますます明らかになるであろうこと、また今後ますます人々に認知され受け入れられるようになるであろうことがわかる。

 当然のことながら、金融とネットの連携にはリスクもある。われわれのようなネットに従事する者は金融の専門家ではないし、今は「金融の営業販売」という側面ばかり見ている。より多くの人によりわかりやすく既存の金融商品を理解してもらうにはどうしたらよいか、より気軽に金融商品を試してもらったり、利用してもらったりするにはどうしたらよいか。今、われわれが取り組めるのはこの点だけだ。金融商品のイノベーションとの真に関わり、ということについていうと、正直に言ってわれわれにはそのような能力はまだないし、金融産業に対する十分な深い理解も欠けている。新しい現象が発展するには一定のプロセスが必要で、初めはシンプルな探求に過ぎなかったものが、大きな影響を与えるようになることは、多くの人が身をもって理解するところだ。わわれわれが引き続き深いレベルで取り組みを進めれば、より大きな影響を与える可能性がある。だが金融というのは一般的なサービスや商品ではなく、大きなリスクが起これば、災厄的な被害を生じる。よって国の関連部門は金融分野の監督管理を強化し、早めに手を打ち、各種のリスクを出来る限り予防・軽減して、消費者に一層便利で安全かつ効率の高いサービスを提供しなければならない。(編集KS)

 「人民網日本語版」2014年3月5日

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