「スマホで一休み」が人々に喜びをもたらし、作業効率を高めるという研究結果が発表された。広州日報が伝えた。
カンザス州立大学で心理学を学ぶ博士課程の金氏は、従業員72人のスマートフォンを調べ、各自が1日のうちにゲームとSNSに費やす時間を調査した。被験者は一日の勤務終了後、どのような気持ちだったかと質問を受けた。その結果、「スマホで一休み」していた従業員の方が、楽しかったと回答する比率が高かった。金氏は、「携帯電話で家族や友人と連絡をとるか、シンプルなゲームを楽しむことで、従業員は仕事のプレッシャーから開放され、脳の疲労を緩和し、やる気を取り戻すことができる」と語った。金氏の統計によると、従業員の勤務時間内(8時間)の携帯電話使用時間は平均22分となった。
研究者は、「1時間内に1−2分携帯電話を使うことで、心身ともにリラックスでき、仕事のやる気を取り戻すことができる。既定の休憩時間内に携帯電話を使用する従業員は、楽しく効率的に仕事をしている」と指摘した。
しかし心理学者は、「これは1−2分の小休止でなければならず、遊びすぎは禁物だ。勤務中に1時間も遊べば仕事に支障が生じ、効率が低下する」と注意を促している。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月11日