2014年8月6日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

「二本足」が支える中国 欧米より速い発展 (2)

人民網日本語版 2014年08月06日11:14

中国は36年の歳月を通じて、漸進的で長期的な国有企業改革によって国有企業という「足」を治し、これをさらに健康で力強いものとし、その復興と強化をはかった。世界トップ500社にランクインした中国の国有企業数は1990年の1社から今年の83社に増えた。中国はこうしたプロセスを通じて、実体を有する全国の企業数の1%にすぎない国有企業によって、全国の税収総額の34.4%、全国財政収入の29.4%を生み出し、13億6千人の国民にその恩恵をもたらしている。

中国の経済改革によって市場が開放され、民間活力が活性化すると同時に、もう1本の「足」、つまり私営企業と自営業者が急成長している。2013年末までに、私営企業は1229万社、自営業者は4436万軒にのぼり、その総計は6千万軒近くに達し、米国(500万社)とEU(2070万社)の中小企業の総数をはるかに上回っている。都市部の私営企業と自営業者は1億4400万人にのぼる雇用を生み出しており、その数は全米の就業総数に匹敵する。

中国経済は、技術の発達が後れ、発展が均衡を欠き、各種の違いが大きく、多元的であるという特徴を持っており、このことが、社会主義という基本的な経済制度の実行を決定づけ、さらに中国経済改革の基本的な道筋を決定づけた。こうして国有企業と民営企業とがそれぞれ強みを持ち、互いに補い合い、共存共栄する局面が生み出された。中国は東洋の巨人である。1本の足で歩くよりも「二本足」で歩いた方が安定するし、スピードも速い。

世界の近代市場経済に後から加わった中国が一世代の間に、企業数・起業家数・就業者数の規模と成長が世界で最も大きく、商標登録数や発明特許出願数の成長と規模が最も大きい国となったのはまさにこの「二本足」によるものだ。この流れは1978年の改革開放に端を発している。(編集MA)

「人民網日本語版」2014年8月6日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング