7月31日に封切られた、中国を代表する女優・範氷氷(ファン・ビンビン)や人気俳優・黄暁明(ホアン・シャオミン)が主演を務める3Dファンタジー「白髪魔女伝之明月天国(White Haired Witch)」の興行収入が3億元(約49億5千万円)に達した。大連晩報が報じた。
同作品は、93年版の「キラーウルフ(原題:白髪魔女伝) 」のリメイク版。旧作では主役の魔女・練虹裳を台湾の女優・林青霞(ブリジット・リン) が、主役の卓一航を2003年にこの世を去った香港の人気俳優・張国栄(レスリー・チャン)がそれぞれ演じた。「旧作のほうがよかった」など、ブーイングが寄せられているものの、興行収入は伸びている。
同映画で演じている主役の魔女・練虹裳について、範氷氷は「練虹裳の内面が旧作と大きく異なっていた。そのため、参考にできるものがなく、自分の心で感じるしかなかった」と、「これまでで最も難しい役であった」ことを語っている。
張国栄や林青霞と比較されることは避けられない状況であることに関して、範氷氷は、「旧作は傑作で、私達の心に深く刻まれている」としながらも、「私と黄暁明は新しいものを作った。現代の手法も取り入れている」とオリジナルを強調。「黄暁明も張国栄も、特別な感覚を与えてくれる。そのような男性は決して多くない。張国栄以降では、黄暁明しかいない」とフォローした。