2014年8月21日  
 

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靖国ショー(2)「軍国の夢」冷めない元兵士

人民網日本語版 2014年08月14日09:00

 毎年、日本が敗戦・降伏した8月15日になると、第2次世界大戦のA級戦犯14人をまつった靖国神社が「ショー」の舞台となる。軍服や長槍、軍刀などを身につけた第2次大戦の旧兵士が登場すると、コスプレイにも似たムードで境内はますます騒がしさを増す。十年ほど前までは、靖国神社参拝の日本の元兵士たちが軍のラッパを吹いて一群をなしていたものだったが、ここ数年は、現場に来ることのできる元兵士もぐっと少なくなった。人だかりに交じった彼等は、参拝客に第2次大戦の「物語」を語って聞かせ、向けられたカメラにポーズを取ったりもしている。2012年にはダッチワイフに衣裳を着せた従軍看護婦も登場し、参拝者の目を引いていた。

 第2次大戦の旧日本兵の多くはこの歴史を悔いているが、一部の人は「軍国の夢」から覚めやらず、靖国神社に当時の魂に会いにやってくる。第2次大戦の旧兵士と遺族会は、靖国神社の支持者と財源の中心となっている。靖国神社は収支状況を一貫して公開していないが、関係者によると、1985年の靖国神社の収入は年間32億円にのぼっていた。だが現在、寄付が少なくなったことから、靖国神社の収入は約半分に減少しているという。(編集MA)

 「人民網日本語版」2014年8月14日


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