南京航空航天大学の新入生募集のPR
▼食堂の「特技」 美食で学生を募集 学生「魅力に抗えない」
今年の学生募集シーズンに大学では様々な方法で新入生を集めようと力を入れたが、食堂を利用するのもその一つの方法となった。
南京航空航天大学は新入生募集のPRで、大学食堂の調理師のおじさんやおばさんを登場させ、おいしい料理で学生をひきつけようとした。写真では食堂のおじさんやおばさんが香辣小竜虾(ザリガニ料理)やチャーハン、獅子頭(肉団子料理)といった様々な美味しそうな料理が盛られたトレイを手に笑顔で学生を募集している。「南航の料理のおいしさは格別。訪れる学生が後を絶たない。新しい学校での食生活を心配しているお母さん、大丈夫です。南航はあなたの悩みを解決します」というキャッチフレーズで、学生の心をつかんでいる。
同じく「食堂の必殺技」を使うのが哈爾濱(ハルビン)工業大学だ。江蘇省での学生募集会ではポスターのメインに東北色豊かな小鶏炖蘑菇や猪肉炖粉条といった食堂の料理の写真を使っている。
大学が食堂を学生募集に利用していることに、受験生の多くは「耐え難い誘惑」と答えている。北京の受験生張さんは今年、自宅近くの大学ではなく、遠く離れた四川省成都市への進学を決めたが、その原因は「3年前に旅行の時食べた麻辣燙の誘惑に負けた」からだと語る。多くの学生が「もし毎日学校の食堂でこんなにおいしい料理を食べることができるなら、きれいな女性の先輩がいなくてもいい」と笑いながら語る。