今の中日青年は、お互いを理解する上での、幅広い視野や必要な知識が不足している。相手国の歴史に対する理解度にも、かなりの相違がみられる。だが、国家や歴史といった要素を超え、時代という視点から見れば、両国の青年の違いは、我々が想像するほど大きくはない。したがって、中日青年の交流において、我々は、「時代の視点」から考察を試みた上で、中日関係の発展に必要な「共感」という基礎を構築すべきであろう。この「流動の時代」において、両国が持つ「共感」力は、青年の国際交流ひいては各階層の青年が共通認識に達するプロセスにおいて、必ず重要な役割を発揮すると思われる。
歴史と事実は、我々に、次のことを教えてくれている。
中日両国の青年は、自国の前途と運命を背負っている。民族的感情をコントロールできずに、長期的な対立を続けるならば、「共倒れ」になってしまうことは避けられない。そのような事態を避けるため、中日両国の国民、特に青年は、両国の未来に大きな信頼を寄せ、交流意欲や「共感力」を高め、中日関係の未来を明るい方向にリードしていかなければならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年8月29日