レノボ・グループは9月22日に北京で、クラウドコンピューティング市場に攻勢をかけると表明し、中国区法人向け事業核心戦略「騰雲計画」を発表した。レノボが初めて独自開発したクラウドプラットフォーム管理ソリューションプラン「Think Cloud」、クラウドコンピューティングのため改良された「Think Server」第5世代製品シリーズも同時に発表された。科技日報が伝えた。
レノボ・グループ中国区・アジア太平洋新興市場総裁の陳旭東氏は、「騰雲計画を通じ、レノボは中国に50のクラウドコンピューティングセンターを設置し、1000人を超えるクラウドコンピューティング基礎構造の専門家を育成する。開放的な中国クラウド・エコシステムを建設し、100のクラウドコンピューティングプランを事業の重心とするプラン型ルートを募集し、さまざまな手段により既存のルートのモデルチェンジを促進する」と語った。
業界内で唯一、モバイルネットワークからパソコンまでの事業を展開し、法人向けの全設備セッティングを実現するレノボは、全面的なクラウドコンピューティングのコンサルティング・設計・建設・運営能力を持ち、中国の顧客に特化したエンドツーエンドのクラウドソリューションプランを提供できる。レノボ・グループ中国区法人向け事業部総経理の童夫堯氏は記者に対して、「当社の法人向けクラウドサービスは、中小企業にストレージ、プッシュ通知、配信、動画などのクラウドサービスを提供できる。Think Cloudは大企業の需要を十分に満たし、かつ業界内のトップクラスの提携先と協力し、特大規模のデータセンター(ハイパースケール)に全面的なプラットフォーム級ソリューションプランを提供する」と説明した。
レノボはマイクロソフト、インテル、シトリックス、阿里雲(Aliyun)などの提携先と、全面的な協力の深化に取り組む。これには、阿里雲との一連の協力内容に関する計画が含まれる。レノボは阿里雲の「雲合計画」の最も重要な提携先の一つになり、顧客に「アリババのクラウドコンピューティングプラットフォーム+レノボのクラウドインフラ」という全体的なソリューションプランを提供し、中国の伝統的なITモデルのクラウド化を促進する。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年9月24日