2014年12月5日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

米の量的緩和終了と人民銀の利下げ 人民元相場の行方は? (2)

人民網日本語版 2014年12月05日13:09

▽今後の動向:変動幅が拡大

今後の人民元相場の動向はどうなるのだろう?専門家は「人民元が下落し続けることはない。中国経済のファンダメンタルズは良好だからだ。短期的な変動はあるかもしれないが、一方的に下落あるいは上昇が持続することはない」と指摘する。

孫副院長は「利下げが行われ、今後も引き続き経済が良い方向へ向かえば、人民元が大きく下落することはなく、むしろ安定的に上昇するだろう。年末の対外貿易状況は比較的楽観できるため、このすう勢は年末から来年年初まで続く」としたほか、「大きな流れで判断すると、人民元相場は安定を続ける。米ドルが大きく上昇すれば、来年人民元は下落するだろう。現在、中国人民銀行の市場介入は徐々に減っている。その結果、人民元は今後、基本的には安定を保ちつつ、大きく変動するようになるだろう。一方的な上昇や低下は無いが、1日あたり、あるいは短期間内の上下の振れ幅が拡大する。ただし、1カ月の長いスパンで見れば、比較的安定を保つ」と指摘した。

経済学者の宋宇氏は「人民元相場の動向は、経済発展と対外投資の両方の面を総合的に考慮する必要がある。決定権を市場に戻すべきだ」との見方を示す。

国際金融問題の専門家・趙慶明氏は「理論上、その他の条件が変わらなければ、利下げは通常その国の通貨の相場にとってマイナスに働く。しかし実際は、相場に影響する要素は非常に多い。例えば、中国人民銀行の今回の利下げの目的は融資コストの引き下げと経済の促進だが、経済の促進は相場にプラスに働く」としている。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年12月5日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング