中国のネット通販最大手・アリババ(阿里巴巴)は27日、上海汽車工業(集団)総公司(上汽集団)と共同開発するインターネットカーに、同社のOS「YunOS」を搭載することを発表した。同車は2年後の発売を予定している。同OSの他に、アリババが保有するクラウドサービス「阿里雲」、地図情報サービス「高徳地図」、MVNOの「阿里通信」などのアプリ・サービス源を統合する。京華時報が伝えた。
上汽集団情報システム部の責任者の張新権氏は、「インターネットカーは狭義の車載ネットワークと見なされている。当社とアリババが共同開発するインターネットカーは、自動車のすべての生命周期を、オーナーの体験や需要と結びつけ、自動車をネット上のノードとし、オーナーのインターネット生活圏を切り開く。ゆえに完全に特化したOSが必要となる」と説明した。
両社は今年7月、インターネットカーの戦略提携関係を結んだ。両社はインターネットカーと関連するアプリ・サービスの協力を積極的に展開し、未来を見据えたインターネットカーとその生態圏を共同構築する。YunOSはアリババが2011年7月に正式にリリースしたスマートOSで、すでに携帯電話、テレビ、自動車、ウェアラブルデバイスなどのスマート端末に幅広く使用されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月28日