日本人は節約を恥ずかしいこととは思わず、生活の中でごく自然に節約を心がけている。本屋では、節約術の本が良く売れており、政府も宣伝に力を入れている。抜け目のない日本人の計算によると、一家が同じお湯を使ってお風呂に入れば、1年で69キロ分の二酸化炭素削減につながり、7100円を節約できる。さらに、お風呂の残り水を洗濯や水やり、トイレなどに使用すれば、1年で7キロ分の二酸化炭素削減につながり、4200円を節約できる。このため、主婦はあの手この手を使って節約に努めている。節約の達人の主婦は、よくテレビ番組などに出演している。
節約上手の小葉田さんは、「自分が節約上手になったのは、日本の不景気のため」と語る。経済成長の停滞に危機感を感じた小葉田さんは、使えるものはできるだけ無駄にせず、買い換えないようにした。米のとぎ水やコーヒーかすなどを使って食器を洗い、古着を買い、中古品を使用し、家に客を呼ぶときもできるだけクーラーは使わない。日本の主婦は今、次々とこのような節約術をまねし始めている。しかし、消費を刺激して経済成長をけん引しようと期待している経済学者や企業にとって、これはある種の悪夢と言える。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年12月9日