真相「オペ室から一旦出て戻ってきたためマスクをしていない」
もちろん、オペ室で写真を撮るというのは規則に反している。まず、写真を撮るために、マスクや手袋を外すというのは、無菌オペ室の規則に反している。また、患者がまだ横たわっており、足がむき出しになっている状態の写真を撮影するというのは、患者やその家族の気持ちが十分に考慮されていない。
その点、執刀医だった鄭主任は、「オペ室から一旦出て、写真を撮るために戻った。急いで戻ったため、マスクをしていない。また、当時は真夏だったにもかかわらず、移設のため、オペ室にクーラーがなかった。みんな汗だくで、記念写真を撮ること以外のことを考えられなかった」と弁明している。
この画像が流出してからの3日間、鄭主任は夜も眠れず、ネットユーザーのコメントを見て涙を流しているという。「こんなに大きなニュースになるとは思ってもみなかった。軽率な行為で反省している。ただ、社会には医師という職業をもっと理解してほしい」と鄭主任。
では、マスクや手袋をしていないこれらの理由をネットユーザーらが知ったなら、誤解を解くことができるのだろうか?
医師が患者との信頼関係を築くためには、細かな点を改善していかなければならない。細かい点をきちんとこなし、業務を改善するなら、患者の信頼を勝ち得ることができるだろう。
医師と患者の関係は、友人との関係のようであるべきで、共に病気という敵と闘い、「命が何よりも大切」という点を忘れてはいけない。命を前に、共通の認識を持ち、お互いに理解を示し合い、誤解とトラブルを少しずつ改善しなければ、広がった溝を埋めることはできない。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月24日