◎絵文字文化 世界的なブームに
携帯端末やパソコンでメッセージのやりとりをする際に、感情を伝える手段の1つとして絵文字やスタンプが使われるが、その起源は日本にあり、1990年代にポケベル事業者間の競争から生まれた。>>
その後、アップルが2011年にiOS5入力を発表し、これ以降全世界に広がった。現在では多くの顔マークが、ほとんどのコンピュータシステムの間で、互換可能なユニコードに登録され、交流サイトで広く利用されている。
米国の研究センター2010年の調査によると、現代人におけるコミュニケーション手段の第1の方法は、携帯電話によるショートメールであり、実際に会って話すという方法は3番目だった。また2013年の別の調査では、メールで絵文字を使うかどうかとの質問について、米国人の74%と中国人の82%が「使う」と回答した。このほかツイッターで最もよく使われるスマイルマークの1日の利用数は4億7000万回にも達するという。あるネット達人は、顔マークを並べて米国のシンガーソングライター・ビヨンセの「Crazy in love」や、米国の小説「白鯨」を翻訳した。ロシアのある青年は顔マークだけからなるネットゲームを作り、人気を博している。>>