ドイツ機墜落事故現場に近いフランスの小さな村、ルベルネ村で28日、犠牲者の追悼式が行われ、参加者は犠牲者に対する追悼の意と遺族に対するお悔やみの気持ちを示した。ドイツ政府は、4月17日、犠牲者150人のために、「全国追悼・礼拝式」を挙行すると発表した。中国新聞網が報じた。
現地政府の広報官によると、式典はドイツ西部のケルン大聖堂で行われ、メルケル首相やガウク大統領も参列する。犠牲者と親しかった人々や、関係国家の代表が招待されるほか、犠牲者に鎮魂の祈りを捧げたい人ならだれでも、列席することができる。
今回の事故で息子を亡くした英国人のブラムリー氏は、航空会社に対し、「会社側がより透明性を高め、操縦士が『適切な配慮』を得られるよう務めて欲しい」と訴えた。
ブラムリー氏は、「私たちは、自分や子供たちのいのちを、航空会社の手にゆだねたのだ。事故が起こった動機や原因は、さほど重要ではない。大切なことは、このような大惨事を二度と繰り返さないようにすることだ。息子を含む乗客全員のことを、われわれは永遠に忘れてはならない」と続けた。
氏は、自分の息子について、「今回の事故は、衝突の程度が極めて酷かったので、息子の遺体はまだ見つからない。家に連れて帰ることは難しいだろう。残された私たち家族は、息子に会うため、これからもここを訪れるだろう」と語った。