■2015年、訪日中国人観光客数が訪中日本人観光客数を超える
「去哪児網」の旅行専門家は、「2014年までは一貫して、訪中日本人観光客数が訪日中国人観光客数を超えていた。しかし、2015年は、恐らく訪日中国人観光客数が初めて訪中日本人観光客数を超える逆転現象が見られるだろう。春節後の航空券価格の大幅下落、中国人向け観光ビザの発給要件の緩和、円安傾向などに加え、日本へのフライトが増便されるなど、多くの要素が重なったことがこの現象を推し進めている。2015年、日本旅行は中国人の海外旅行の中で最も人気の旅行先の一つとなっているが、これまでと違うのは、2015年は中国人を主体とする外国人観光客全体の伸び率が約40%にまで達していることだ。いまや上野公園のどこからでも中国語が聞こえてくる」と分析する。
日本観光局の関連データによると、訪日中国人観光客の消費力はかなり高い水準にある。日本を訪れた中国人観光客の旅行支出は、1人当たり平均21万円、買い物の支出は1人当たり平均12万円となっている。このため日本では、中国人観光客が消費税増税後の消費回復が緩慢となっている日本の消費市場に刺激を与えることが期待されている。
今年爆発的なブームとなっている日本旅行に対して専門家は、なるべくピーク時を避ける、あるいは既存の人気が高い路線以外の新しい路線を選択することを旅行者に向けて呼びかけている。また、事前に旅行先の情報を十分に調べ、現地の風習を理解することで、旅行がさらに楽しくなり、知らないことで引き起こされるトラブルを避けることができるとアドバイスしている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年4月13日