今年第1四半期の中国の経済成長率が7%に留まり、心理的に大きな境目となる6%台が見えてきたことから、一部の人は懸念を深めている。中国経済の減速のペースは速すぎるのではないか?7%前後という今年の成長率目標は達成できるのだろうか?人民日報が伝えた。
中国経済が失速することはない 今年の目標は達成可能
国家統計局の盛来運報道官は、「中国経済は今も下方圧力に直面しているが、強靭性、潜在力、融通の余地を備えており、成長の原動力のファンダメンタルズは根本的に変化していない。まず、『新たな四化(工業化、都市化、農業近代化、情報化)』が、新たな投資と消費のニーズをもたらす。次に、改革の全面的な深化によって、経済成長の原動力と活力が注入される。さらに、政府は複雑な局面に対応する経験を持ち合わせており、マクロコントロールのアプローチと手段を絶えず刷新していくだろう。そのため、中国経済は中高速成長を続ける潜在力と条件を有しており、失速することはない」と語った。
国家発展改革委員会(発改委)の王一鳴副秘書長は「中国は今年、7%前後という所定の成長率目標を実現できる見通しだ。現在の経済状況に悲観的になる必要はない」と断言する。
まず輸出を見ると、中国国内の労働集約型産業の輸出は、確かにコスト高騰の影響でやや減少しているが、技術の進歩に伴い、工業製品の輸出が徐々に増加し、下方圧力を相殺している。また、自由貿易試験区と「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想実施の加速も、輸出入の安定成長推進に有利に働くだろう。世界に目を向けると、欧州中央銀行(ECB)は今年、新たな量的緩和(QE)策の実施を決定し、米連邦準備理事会(FRB)も年内に利上げに踏み切る公算が大きい。大口商品価格も安定化の兆しを見せている。これらの要素により、世界経済の不確定性が短期的にやや収まり、外部環境は昨年よりもやや好転すると予想される。