Nijiya Markeは1986年にオープンした日本のスーパーで、日本食品を中心に販売し、本部はカリフォルニア州にある。ある支店に並べられている野菜やフルーツ、米などはいずれも「米国産」と表示されている。牛乳や乳製品も同じく米国産だ。
▼同公告では日本の産品1つの禁止を解除
2011年以降、日本政府は同国の産品に対する放射線物質の検査に基づき、輸出産品リストを調整している。今回米国で発表された公式の変更情報は実際には茨城県産のギンブナ(Silver Crucian Carp)の米国市場への輸出禁止を解除したものだ。
米FDAサイトの公式データによると、2011年3月11日の日本・福島原発事故の後、米FDAは日本からの産品のモニタリングを強化した。2011年3月19日、日本政府は福島県近くの牛乳や野菜、乳幼児用粉ミルクに正常値の5倍の放射性物質が含まれることを確認した。日本政府は当時、放射性物質が発見された地域の産品を国内のほかの地域や国外に輸送することを禁止すると規定した。
その後数年、日本政府は検査結果に基づき禁止リストを修正し、対象産品を追加、削減した。今回のギンブナの解除のほか、日本政府は今年2月と3月にも福島県の太平洋タラと岩手県のコイの禁止を解除している。
これは米国が禁止令を出したのではなく、日本政府の検査結果に基づき米国政府が対応する輸入産品を更新したことを表している。