健康食品やeコマースは売上増
一方で、MERSの流行を背景に、売上を伸ばしている分野もある。韓国ロッテ百貨店によると、5月29日から6月4日、高麗人参やビタミン、クロレラなどの健康食品の売上が前年同期比20.7%増となったという。
また、MERS感染予防のため、多くの人が家から出ないため、テレビの視聴率も伸びている。統計によると、全国の視聴率は先週に比べて0.9ポイント上昇し、各大手テレビ局の6日土曜日の視聴率も先週と比べて1.8ポイント上昇した。
その他、韓国の各大手eコマース(電子商取引)の売上も急増している。1-6日、韓国のディスカウントブランド・ホームプラスのオンラインでの売上額が前年同期比36%増となった。また、イーマートやロッテマートは、6日のオンラインでの売上額がそれぞれ、前年同期比71.5%増、45.3%増となった。韓国の業界関係者は、「外出を控える人が増えているため、家族とオンラインショップを利用する人が増加している」と分析している。 (編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月10日