今年も卒業シーズンが到来した。卒業論文の答弁を終えた常州大学の劉鴻飛さんは、新たに組み立てた無人機を持ち、キャンパス内を駆け回っていた。彼は卒業前にキャンパスの航空撮影を行い、その宣伝動画を卒業式で母校に捧げようとしている。彼はまた撮影した画像を使い、キャンパスの720度のパノラマ地図を作り、大学の校門をくぐったばかりの後輩たちにプレゼントしようとしている。中国青年網が伝えた。
1991年生まれの劉さんは黒竜江省大慶市の出身で、常州大学でコンピュータ学を専攻する大学四年生だ。彼は幼い頃から、飛行機のプラモデルに興味を持っていた。彼は同級生と消防用無人機、映画製作会社の航空撮影用無人機、農薬を散布する農業用無人機を1機ずつ製造し、すべて買い取られた。
記者が取材したとき、劉さんは常州大学実験棟で、組み立てを終えた無人機の調整を行っていた。彼は黒い無人機を指さし、「この7キロ未満の機械を組み立てるため、自費で1万5000元(約30万円)を賄った。角度を変えられる高画質カメラが搭載されており、360度旋回しながら撮影できる。最高飛行高度は1000メートルに達する。通常は高くても200−300メートルで、これ以上の高度になれば鮮明に撮影できない。また1本の電池では30分程度しか飛べず、4本の電池を交代で使用しても連続で2時間しか飛行できない」と話した。
劉さんは、「3日間かけて学校の航空撮影を行い、編集する予定だ」と述べた。劉さんは母校のために、「ゴージャスな」宣伝動画を制作しようとしている。劉さんはさらに撮影した画像を再編集し、キャンパスの720度のパノラマ地図を作ろうとしている。新入生はこの地図を使い、すぐにキャンパス全体を理解できるようになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月8日