中国が独自に開発した「3つの大型機」の一つである、大規模消火・海上救助用の水陸両用機「AG600」が17日に機体の連結を完了し、全面的に総組立の段階に入った。AG600は年末までに総組立を完了し、来年上半期に初飛行を実現する見通しだ。人民日報海外版が伝えた。
AG600は世界で研究中の水陸両用機のうち最大級で、森林の消火や水難救助の切実な需要を満たす。最大離陸重量は53.5トンで、20秒内に水を12トン汲み取ることができる。利用者の需要に応じて必要な設備を取り付け、海洋環境観測、資源調査、乗客輸送などの需要を満たすことができる。同機の最大の特長は、陸上・水上での離着陸だ。水源と火災現場の間を何度も行き来し、消火活動を実施することも可能。低空の捜索活動の他に、水上に停泊し救助活動を実施できる。1度の水上緊急救助で、50人を救助することができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月20日