かつて日本の軍国主義が起こした侵略戦争は中国およびアジア諸国の国民に一大災難をもたらし、日本国民も大きな被害を受けた。いま日本各界もイベントや論評などさまざまな形でこの歴史を振り返り、考えている。日本国内ではいつも一部の人と政治勢力が、過去の侵略戦争の性格を薄め、美化し、はては否定しようとし、靖国神社にある遊就館はこのような観点のもので溢れている。むろん、このような極端ででたらめな観点は少数の右翼にしかなく、圧倒的多数の日本国民は戦争の悲惨な歴史を繰り返してはならないと考えている。この歴史をめぐる日本国内の討論、反省、自己批判は今後も続いていくだろう。
現在日本の国会でいわゆる新安保法案が審議されているが、この法案は日本が長年の「専守防衛」政策を変えるのではないか、平和の道を引き続き貫くのか疑わせ、警戒させざるを得ない。日本各界の反響と態度に注目する必要がある。