寝る前に、仕事に関するメッセージやメールが来ていないか、SNSやメールボックスを確認するという人も少なくないかもしれない。ドイツの研究によると、退勤後、仕事に関する情報を確認すると、ストレスやイライラ感が増す。ドイツ・ハンブルク大学の心理学者はこのほど、8日連続でボランティア132人に、一連の質問に答えてもらい、半数の唾液サンプルを取って、ストレスによって発生するコルチゾールの値を検査した。すると、「仕事に備えた」状態になると、会社にいなくても、コルチゾールの値が高くなり、ストレスを感じることが分かったのだ。新華網が報じた。
研究員らによると、「科学技術が進歩するにつれ、いつでも、どこでも、パソコンやスマホを使って、メールなどのメッセージを確認することができるため、常に『仕事に備えた』状態になる。そうなると、リラックスすることはできず、長期間そのような状態が続くと、健康を損なう可能性もある」という。研究結果は、最新号の「Journal of Occupational Health Psychology」に掲載される。昨年のある研究結果とも似ている。昨年の研究によると、夜や周末に仕事をしたり、仕事のメールを確認したり、仕事の電話をしたりすると、不眠や頭痛、脱力感、イライラ、胃の病気などの原因になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月17日
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