導入されたばかりの機器でカードの払い戻しをする市民 |
財布の中に何枚も「一卡通(乗車カード)」があるが、払い戻しをするには指定の場所で列に並ばなければならない。面倒だが、払い戻しをしないと、デポジットと残高分が無駄になる--。そんな悩みもこれからは無くなる。北京市政交通一卡通公司が明らかにしたところによると、北京でこのほど、乗車カードの関連サービスを提供する多機能一体型機が導入されることになり、払い戻しが便利になった。デポジットと残高分が一緒に決済サービス「支付宝(アリペイ)」のアカウントに返金される。北京日報が伝えた。
1週間前、2台の多機能一体型機が東直門と金融街に導入された。ATMに似ているこの機器は、乗車カードの購入、チャージ、残高照会、払い戻しの4つの機能が選択でき、カードを挿入して払い戻しを選び、音声と文字の指示に従って携帯電話上の2次元コードをスキャンエリアに近づけると、デポジットと残高分が支付宝のアカウントに返金される。操作には1分もかからない。
この機器では払い戻しのほか、乗車カードの購入やチャージ、残高照会も可能だ。購入・チャージの際は、現金のほか、微信・支付宝の決済機能を使うこともできる。年内には東直門や四恵ターミナル駅など、交通量の多い地域に数十台が導入される見通し。
このほか、今後は乗車カードの「デザイン」も自分で決められるようになる。今年9月から「カスタマイズプラットフォーム」が導入され、カードの模様を自分でデザインできる。また、対応アプリもリリースされ、自分や他人のカードにオンラインでチャージできるようになる。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月20日