8月12日午後11時30分ごろ、天津市浜海新区にある瑞海公司の危険物を保管する倉庫で爆発が発生、天津港の輸入車倉庫に停めてあった輸入車数千台が被害を受けた。新京報が伝えた。
13日午前5時頃、爆発現場から南にわずか400メートルの地点にある天津港輸入車倉庫を取材した。サッカー場4~5個分の駐車場には、数千台の新車が停められていたが、ほぼ全てが爆発の影響で燃焼し、フレームしか残っていない状況だった。
被害を受けたのは複数のメーカーの輸入車で、被害額は数億元に上ると見られる。これはディーラーの車両供給および価格に影響を及ぼす可能性がある。
財産保険や自動車保険に加入している場合、今回の事故は保険の対象内であり、保険会社が賠償を行う必要がある。原稿執筆時点で、各保険各社は天津港の輸入車の損失に関する賠償請求を受けていない。
▽ルノー、VW、アウディなどに被害 ルノーは1500台
天津港は、中国の自動車輸入の重要な港であり、複数の自動車メーカーが天津港を利用している。中国自動車流通協会の羅磊副秘書長は「天津港から輸入される自動車は全国の輸入車全体の半数以上を占める」と指摘する。
現場の写真を見ると、フォルクスワーゲン(VW)とルノーの輸入車の多くが被害を受けているようだ。