中国空間技術研究院が発表した情報によると、同研究院第502研究所SADAセンターはこのほど、中国初の揺動形ソーラーアレイ駆動アセンブリ(SADA)を開発した。同システムは衛星で使用される。人民網が伝えた。
揺動形SADAは、高精度歯車減速機を搭載し、安定的な動力伝導を実現する。特に衛星全体の姿勢の調節を終了した際に、フレキシブルパネルの衛星の姿勢に対する干渉を減らし、姿勢の安定性と方向の精度を高める。また、小型角度測定器を採用し、軽量化を実現、衛星のパネルの角度を指示することができる。その他のSADAと比べ、この揺動形SADAは構造と加工技術をシンプルにしたことで、製品の信頼性を高め、ハーネスの管理の問題を解消し、使用寿命の延長を実現した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月20日