〇理性的な支出が女性の消費行動の常態に 投資戦略はかなり保守的
これまで長い間、「衝動的な買い物」は、女性の特徴的な消費行動と認識されていた。だが、和訊網の調査の結果、事実は違うことが判明した。女性の消費傾向をタイプ別にみると、「月光族(毎月の給料をほぼ全額その月に使い果たしてしまう人々)」の割合は低下し、わずか5%。「計画的」な消費行動パターンを持つ女性の割合は46%に達した。主な消費対象については、「趣味・娯楽および化粧品・ファッション」と答えた女性はわずか12.5%。このような状況から、節度ある理性的な支出が、女性の消費活動の常態になっている事実が伺える。
資産運用の分野では、女性は「安定」と「安全」を追求する度合いがかなり高いことから、資産管理戦略も非常に保守的であることが明らかになった。また、リスクを避けようとする傾向も高かった。女性の資産運用パターンとしては、「預金」のほか、「基金(ファンド)」「P2P(個人対個人)ローン」などリスクもリターンも比較的安定している商品に人気が集まった。一方、株などハイリスクの資産運用商品に関しては、女性は男性ほど熱を入れていないことが判明した。
注目すべきは、資産運用に関する情報源について、半数以上の女性が、「投資をする際には、主に友人の意見を参考にする」と答えたことだ。ほとんどの女性は、数字に対する意識が男性ほど高くはなく、経験も不足していることから、友人から勧められるままに投資方法を決めるパターンが多い。