泉州の保険会社、「こども損害賠償保険」を発売

「子供が自転車に乗っていて他人に接触した」「学校でうっかり同級生に怪我をさせた」など、腕白盛りの子供を持つ親には、子供をめぐる心配事が絶えない。賠償責任を負わなければならないようなトラブルも、時には発生する。ある保険会社は、このような事故に対し、家庭の経済的なリスクを分かち合う目的で、子供を被保険者とする損害賠償保険をこのほど発売した。この商品は、一部の親から支持を得ているが、「子供がしでかす正しいとは言えない行為に対してまで、保険を掛ける必要があるのだろうか？」という疑問の声も、一部から出ている。東南網が報じた。

〇「わんぱく盛りの子供」が頻繁に起こすトラブルにお手上げの親

世の中の圧倒的多数の親は、「他人の家の窓を壊す」「見知らぬ人の車を傷つける」「子供同士がけんかする」など、子供が起こす様々な突発的トラブルに次々と見舞われ、頭を抱える経験をしているだろう。

「わんぱく盛りの子供」があちこちで起こす事件に対応するため、福建省泉州のある保険会社は、「こども損害賠償保険」を発売した。この保険の名称は、「後見人責任保険」といい、未成年者による過失行為に対する賠償金の支払いが可能な保険商品だ。

この保険会社の蘇マネージャーは、「弊社と鯉城区教育局は昨年9月、この保険を共同で発売した。保護者が任意で加入することができる。加入世帯の未成年の子どもが、他人に怪我を負わせる、あるいは他人の財産に損害を与えた場合、法に依り、被保険者が償わなければならない経済的責任の一部を、保険会社が負担する」と説明した。